泌尿器のがん

前立腺がん

前立腺がんは男性で最も多いがんで、前立腺の細胞が何らかの原因で異常に増殖することにより起こる悪性腫瘍の1つです。多くの場合、比較的ゆっくり進行し、早期に発見して適切な治療を行えば、治癒が望めます。
前立腺がんの診断には、採血による前立腺特異抗原(PSA)検査と直腸診を行います。異常があればMRI検査などを行い、前立腺生検が必要か判断します。前立腺生検が必要な場合は、すみやかに関連病院へ紹介いたします。

尿路上皮がん(膀胱がん・腎盂がん・尿管がん)

膀胱がんは60歳以上から発症率が高まり、男女比は約3:1で、高齢の男性に多いがんとされています。腎盂・尿管がんも同様に高齢の男性に多いがんです。いずれも発生のリスク因子として喫煙が明らかになっています。
症状としては、痛みを伴わない血尿を認めることが多く、また血尿がでたりでなかったりすることがあり、受診せずに放置している間に進行してしまうこともあります。
気になる症状がある場合には、早めに当院へご相談ください。

精巣がん

精巣がんは、20代から30代の男性に起きるがんです。精巣がんになりやすいリスク因子として、停留精巣(精巣が陰嚢内に無い状態)や、片側の精巣がんの既往、家族歴などが挙げられます。
初発症状はほとんどなく、痛みや症状が無いまま精巣が大きくなったり、精巣にしこりができたりすることがほとんどです。
気になる症状がある場合には、早めに当院へご相談ください。